2010-01-01から1年間の記事一覧

唐戸市場の寿司

下関の唐戸市場では 寿司 門司港では焼カレーが有名らしい。昼飯に両方食することは出来ないので 今回は唐戸市場で寿司を食した。市場内の一隅に 数軒の寿司屋がある。 寿司屋といっても そこで握ってくれる訳ではなく 握り寿司が番台に 各種並べてあって そ…

女性船長

門司と下関の唐戸を結んでいる連絡船に乗って 関門海峡を越える。大型船がしょっちゅう行き交う海峡を直角に小型艇がかなりのスピードで進んで行く。 前の操舵室をのぞいたら 船長が女性だった。このところ 少し前まで男性の領域とされて来た職場職種に女性…

怒り心頭

私は爆笑問題の太田 光のファンである。 素晴らしい才能溢れる芸人と思う。家人が彼の書いた小説について 彼は向田邦子の愛読者らしい、文章も倣っているらしいと言うので アマゾンから1,575円で 小説「マボロシの鳥」を取り寄せ 読んだ。ところが とんでも…

跳ね橋

門司港の小さな入り江(船溜まりかな?)の入り口の跳ね橋がある。ゴッホで有名な橋と異なり最新式で電動で上げ下げするようになっていて 約一時間おきに開閉する。出光美術館への近道でもある。なので 丁度開くの待っていたら 港巡りの遊覧船が通りかかった…

少し 気が速いけど

毎年 この季節になると 仕事部屋の迎春の準備をする。なので 今年も山帰来と蔓梅モドキのリースを新しくしている。ことしの山帰来は赤い実のつきが少なく 貧相である。 中国産らしいが 夏の猛暑が影響しているのだろうか? やっと 花屋にあったので 二組600…

門司 旧三井倶楽部

門司港地区で 一番 内外ともに優れた建物である。 確か 重要文化財に指定されていたと思う。さすが 三井財閥である。明治の雰囲気が色濃くただよい 風格もある。 良い建築を見るとそれだけで幸せになる。

出光美術館

出光美術館は 門司と東京にあって これは門司の建物。 倉庫を改修したらしく 外観は簡素であるが 内部は充実しており 特に 出光石油の創業者 出光佐助のコレクションは名高い。ここには 博多の禅の高僧 仙涯さん の 書と絵画が沢山所蔵されている。 仙涯さん…

門司港ホテル

門司港のレトロ地区(レトロと言う言葉はあまり 好きではない)にたつシティホテル。 わりと新しい建物である。イタリア人の建築家 アルド.ロッシの遺作である。 有名な建築家だが このホテルは駄作だ。というのは ホテルの客室が一方は関門海峡に面している…

九州鉄道博物館

門司港駅の南側にJR九州の博物館がある。 これは蒸気機関車C59。山陽本線の広島近辺で、電化の前の主力蒸気機関車だった。 これは 寝台電車 583系。 583系の内部から 窓をとうして 現在のJR九州の通勤電車を見る。 これは 知らないだろうなあ! 昔 広島駅か…

門司港駅舍

関門トンネルが出来るまで 九州の鉄道の玄関口であった 門司港駅。トンネルが出来たのが 私が生まれる 少し前 昭和17年とあるから そう古い昔の事でもない。 当時を偲ばせる 立派な駅舎である。しかし なぜか ここだけは時間に取り残されたような静謐な雰囲…

旧 門司税関

しばらく前に 鉄道の日の前後二週間、JR西日本管内を三千円で普通列車乗り放題の切符が販売されたので これを利用して 下関と門司を訪れて来た。関門は 海外への旅が 船であった頃 今での成田空港みたいな場所で 大陸への出発点だった。いまでも その当時の…

小川クリニック

もともとは 勝間クリニックと言いい 現在のオーナーとは異なる。あまり 住宅を設計したことはなかったが これは 医院付き住宅である。国道2号線より 少し入った町道に面した かなり広い敷地に 医院 倉庫住宅 車庫 さらには後で作った陶芸小屋の五棟が建つ。…

東洋鋼鈑下松工場体育館

某ゼネコンの設計部で最初にデザインをした建物。 だから とても愛着がある。久しぶりに 現地を訪れ 「美しいフォルム」と自己満足して来た。建設以来 二十数年 否 三十年になるかもしれない。 その間 あまりメンテナンスされていないので かなり 各部分が痛…

サッカーと登山

ナビスコカップは残念だった!だが 最後の最後まで 攻めのプレースタイルを貫いた サンフレッチェイレブンに感謝する。明日への期待を感じさせてくれた。TV観戦の興奮冷めぬまま 夜は 家人と 小さな登山家 栗城 史多の講演会にアステールプラザに出かけた。 …

太陽家具百貨店本社

この 建物は竣工して ことしで 十六年になると思う。某ゼネコンで最後に設計した建築である。宇部市の外れ 小野田に近い 藤曲といった場所にある。外壁は悪い表現だと トタン浪板で (当時は少し性能がアップされていて アルミを融着した鉄板) ボーダーのみ…

自然の泉

会社を退社して 今年で十五年になる。退社する 約十年くらいの設計だから あれから 約二十五年になる。訪ねて 驚いた、 そして 心が痛んだ、 悲しくなった。建物は竣工すると 施主に引き渡される。 原則として事後は持ち主の自由で どう改造しようと勝ってで…

朝日生命下関ビル

十一月は三日に文化の日があるので 文化の月かも知れない。 なので 今月は山口県の建築に関するブログにしようと思う。 わたしが某ゼネコンの設計部で設計した建物も多い。 さらに 長男の嫁の故郷が周南なので とても親しみがある。この 建物は下関市の観音…

楽隊のうさぎ

作 中沢 けい 装画 鍋倉 考二郎 (春 惜)題名のすばらしさに引かれた。「うさぎの楽隊」をひっくり返したのかもしれない。以前 何かの本で画家で書家の中川 一政さんが、自分の名前は実の兄が政一という名で 早く死んだので 親が 名前が逆ならば 長生きする…

FUTON

中島京子の作家 デビュー作らしい。 いまから 百年くらい前の田山 花袋による「蒲団」を下敷きにした ユーモアあふれる話。でも ややこしい 語り口である。装画 武藤 良子総じて 中島の小説は 児童向けをのぞいて 難解なので もう読む事もないだろう!

エ/ン/ジ/ン

ある意味 失われた70年代をテーマにした難しい小説。読み応えはあったが おすすめの本ではない。ただし 私自身に見近な事象も多く とりあげられていて 親近感はあった。装幀 吉田 篤弘 浩美(クラフトエビング商會)

TOUR 1989

話が難解で 良くわからなかった。 中島京子 初期の作品。装幀 岩瀬 聡

ハブテトル ハブテトラン

中島 京子 唯一の児童文学で とても 楽しく 愉快な話である。加えて 舞台が広島の松永であることが この小説を身近なものとしている。イラスト 曽根 愛

自由と冒険のフェアウェイ

ゴルフに関する 作家 最後のエッセイ。 山際 淳司は1995年 46才の若さで死去 日本は惜しい人材を失った。ゴルフをする自分にとって 耳が痛い話や 心を打つ話が沢山あって 楽しく読めた。今週は作家 山際 淳司の作品を見て来たが なにが 書いてあったか あま…

グッドラック

あらゆるスポーツに関するエッセイ、 著者の博識と視野の広さに感服する。話としては 今までに見聞きしたことのあるものが多いが、うまく まとめた文章になっていて 楽しい。イラスト 佐々木 悟郎

ダブルボギークラブへようこそ

ゴルフに関するエッセイ。 自分もゴルフをするので とても 良く理解できる。世界中のゴルフフリークの面白おかしい話が沢山紹介されている。因みに 知ったいると思うけど ダブルボギーとは パーに加えて2のスコアでホールアウトするこで 下手の代名詞である…

ゴルファーは眠れない

ゴルフをテーマにした六編のフィクション(短編小説) どの話もユーモアがあって楽しい。

みんな山が大好きだった

1995年 46才で夭折した ノンフィクションスポーツライター 山際 淳司の著書。原題は「山男たちの死に方 雲と雪の彼方になにがあるか」 この方がテーマに沿っていたと思う。 山に挑んで 死んで行った アルピニスト達の生き様が 心を打つ!イラスト 佐々木 淳郎

神々の山嶺

この作家の作品はそのおどろおどしい題名と変わったペンネームからして読んだ事は無かった。たまたま NHK TV で「グレート サミッツ」特集で この作品が紹介されたので 読んでみた。ヒマラヤ エベレストを舞台にした 山岳エンターテイメントで クライマーを…

山こそ我が世界

昨日の夕方 何気なく テレビを見ていたら 宮崎の口蹄疫のことを放映していた。 牛を飼育している農家で 生まれたばかりの子牛を処分せざるをえなくなって、この世に一日しか生をうけなかった子牛を農家の主人が手に抱いて処分場まで 運ぶ。 涙が出た! 悲し…

チベットのラッパ犬

椎名誠の最新 SF小説。 装画 クボ桂汰 装幀 野中 深雪近未来(遠い未来か?)のチベット 中国を舞台にしている。パターンは一定だけれど 彼のSFのなかでは まずまずの出来(失礼!)と思う。 テンポある展開で話が進む。 でも 異様なことばかり追求している…