基町高校


城北にある基町高校 設計は原広司。素晴らしい学校建築である。我が母校廿日市高校ほか広島県の公立高校の校舎は平々凡々なんの取り柄もない但単に雨水を凌ぐ箱であるが基町は異なる。「環境は人が作り 環境が人を作る」の名言があるが正にそれを具現した校舎である。また広島市内の名建築の五指に入る建物でもある。このような場所で学業に励む生徒が羨ましい。

新白島駅


アストラムライン新白島駅。設計は小嶋一浩+赤松佳珠子。長い間連絡通路の屋根他の付帯工事が未完で本体は完成したいたので不便であったが最近になってすべてが完了し駅としての機能が発揮出来るようになっていた。ドームに特徴ある丸い開口部がランダムに配置された外観が美しい。広島の名建築の一つに上げられよう。背後の高層アパートは故大高正人による長寿園北高層団地 これまた広島の名建築のひとつである。良い建築は街を豊かにしてくれる。

菜種の里


長女が松江に遊び頼んでいた銘菓を買って帰った。三英堂の「菜種の里」である。鮮やかな黄色の甘くて美味しい落雁である。一般に松江の三大銘菓は「山川」「若草」そしてこの「菜種の里」らしいが今まで前の二つは食した事があってそれぞれ茶菓子として珍重されているが「菜種の里」は未体験であった。さすが松江は茶人松平不味公の城下である。素敵な和菓子だ。

「若草と 菜種の里に 山川が」 忠行

稲架


昔はどの田圃でも見かけたが最近はコンバインと機械乾燥の普及でとんと見かけなくなった稲架。これは佐伯区観音台で見た。どことなくのどかな光景で秋の風物詩であろう。一説によると天日乾燥した米の方が味が良いと聞く。だから古来のこの方法をかたくなに守る農家がある。良い事だと思う。

「稲架あって 西日受けつつ 乾く米」 忠行