鎌倉



東京見物の二日目は古都鎌倉を探訪した。と言っても江の電の観光バス「しずか号」に乗車して建長寺鶴岡八幡宮長谷寺、大仏ほかあと一カ所を巡ったのである。大型バスには乗客が私達を含めて三名、それに運転手ガイド二名のみだったのですこぶる贅沢なツアーであった。

感銘を受けたのは建長寺、ここは禅宗の古刹であり建物は簡素清明でとても綺麗な境内となっている。あとは鶴岡八幡宮言うまでもなく鎌倉の名所の代表である。そして大仏,あいにく修復中なので足場が組まれていたが全容は理解出来た。ここは高校の修学旅行以来だから五十数年ぶりに訪れた事になる。不思議なのはこの地の建物は大仏を除いて江戸時代の伽藍が殆どであり,鎌倉時代の遺構は多々の災害により残っていないとのことである。このあと長谷から江の電に乗車して鎌倉駅までかえり、そこから横須賀線で都内に帰って来た。鎌倉からは片道、一時間強の行程であった。

とにかく古都の雰囲気はとても素晴らしく楽しい一日が過せた。