落語



東京見物の第一日目のよる新宿の末広亭に落語を聞きに行った。うんと昔東京に住む親戚に連れて行ってもらった記憶があるが定かではない。

話芸であるがテレビに出ているしょうもない馬鹿お笑い芸人の能のない面白く無い話とまったく異なり芸の奥深さが話となって表現されとても面白い。
中入りには金馬、トリは小三治だったがその他の人の話もすべて面白く楽しかった。六時に入場して九時までの三時間があっという間である。ひとり三千五百円の入場料も少し高いがその価値はあった。

今にして思えばこんな席で故立川談志の「芝浜」を聞いてみたかったが、此れは敵わぬ夢と消えた。残念である。