昔の洋画家 藤島武二だったか青木繁だったか定かではないが柘榴を描いた名品があったと記憶している。本物の柘榴より柘榴らしい素晴らしい絵画であった記憶がある。
柘榴は種ばかりおおくて食べても面倒くさくて余り美味しいとは思わないがこの種が沢山あることに引っ掛けて安産のお守りと化していると聞いた。
美味い果物とは思わないが画題としてはその形状、色ともの魅力あふれていて いつか描いてみたいと思っているが偉人の作には到底及びも無く、躊躇している。また「秋」の季語でもある。
「柘榴赤し ふるさとびとの 心はも」 虚子