紙袋


佐伯区八幡の石内バイパス沿いに 安くて美味しいパン屋がある。 名前を「グラマーパイン」と言う。いつも 大勢の客で賑わっている。 パンを買うとホット珈琲がサービスされる。 これも良いのだが もっとも 気に入っているのが パンを入れる袋だ。 一般の店では レジ袋が大勢であるが ここは ハトロン紙で出来た紙袋で 店名が印刷されている。なので 中のパンがとても美味しそうである。 グッドセンスだ!

レジ袋が無かった昔の時代は紙袋が一般的だった。さらに始末する店では品物を新聞紙にくるんで 持たせてくれた。 紙はとても温かい気分にさせてくれる。 特に焼き芋なんかだと くるんだ新聞紙から 温かさが伝わって来て何とも言えない 暖かい気持になったもんである。

石油系で出来たレジ袋は 丈夫で軽く 利便性には富むが なんの情緒もない。あるのは便利さだけで 何の味も無い。殺伐としている。

外国のブランドショップでは ほとんどが 商品を 硬い紙の良くデザインされたパッケージに入れてくれるので 捨てるのが勿体無い気がする。飾っても楽しめる。そこまで しなくても 良いが 紙の袋だと 売り手の気持が伝わってくる様な気がして 心が暖まる。

中東の石油から出来る物より 山の木のパルプから出来る物の方が良いのは当然の理であろう。