百日紅




サルスベリである。 幹がツルツルして猿も滑って登れないので猿滑とも書く。また 夏のこの時期 花が長く咲いているので 百日紅とも書く。赤とピンクと紫の花がある。白もあるらしいが見た事は無い。

でも 実際に百日咲いているのか?は 調べた事もないので 定かではない。

花も 人も 咲き始めと生まれて数年はもてはやされるが その後は偉人を覗いて 99%の凡人は惰性で生きている様な気がする。 祖母は20歳で 母は57歳で死んだ。 若死にである。が それはそれで 子孫を残したので とても充実した人生だったと思う。 自分を振り返るとこの歳まで 毎日ほとんど惰性げ生きているようだ。 来年は70歳になるが 今まではあっという間の時間だった様だ。あと何年生きるか解らないが 凡人は凡人らしく この先も惰性で生きて行きたい。

そして 人々の記憶に 確か サルスベリの花のようにわりと長く咲いていた(生きていた)様な気がする と言われたい気も少しはしている。