ななつ星

JR九州の今話題のクルーズトレインである。 ななつの星と称するだけ在って 三泊四日 二人で 80万から114万円 一泊二日で 二人で31万から45万円 の料金が掛かるらしい。 大変 高価である。

ネットで列車編成が紹介されたので 散見したが ツアーの値段からして いかにも成金趣味の豪華さを競っている。 意味のない ゴテゴテした装飾満載である。

高い=贅沢=豪華な外内装=スペースの無い空間=趣味の悪い和風 といった連鎖となっている。洗面台が柿ェ衛門なんて 悪趣味の極致である。食器と洗面器が同一なんて 気持が悪い。 その他 木の麺格子など なにをコンセプトにして 設計しているのか全く理解に苦しむ。昔のオリエント急行の内装の現代悪趣味版である。

設計者の水戸岡鋭治さんの限界を感じてしまう! 彼も「わたしはつばめのデザイナー」で 止めとけば良かった。 確かに 列車「つばめ」は傑作だった。所詮 パース屋さんだ。

結果 三十億かかったらしいが 五年もすれば飽きられてしまうだろう!

船のクルーズとは異なり 旅の展開が少なく 狭苦しい列車の空間で ソフトを展開しても 食事以外 何も無い。

九州はスイスとおなじくらいの面積である。

スイスの列車は人の移動空間に徹していて どんな田舎でも タイムリーな旅を可能にしている。 それが鉄道の本来の使命と思う。

JR九州も 少し 特徴のある列車編成が好評であるのに 悪のりして とんでもないものを作ってしまった。