通りがかりの民家の庭に ロウバイの花を見た。
今年は寒さのせいで 花の開花が二三週間遅れているらしい と テレビで植物の関係者が述べていた。
ロウバイは新春になって 直ぐ 蝋色の花を咲かせる なので 花の少ないこの時期 貴重である。 暖かな色も時節に沿っている。
花の絵が好きで リトグラフなんぞを飾っているが 絵はある瞬間を静止して とらえ 実物以上の形と色を印象ずけてくれる だから美術と言える。
実物の花は時間の流れとともに 形態が変化し やがては 朽ちてしまう。
静止した時をもとめるのは 人の性であり 願望かもしれない!