ムスカリ

ムスカリは1つ1つ よく見ると 妙で へんちくりんな形をしている。

が、沢山集まると 色が ブルー系なので 美しい。

このことを 私の高校時代の恩師で美術の教師で 書家だった 故「杉山 赤富士」先生の遺訓によると 「肥桶も百荷」と言う。

即ち どんな 汚いものでも 同じ物が沢山集まれば 綺麗にみえる と言う事である。 何を教えてもらったかはまったく 覚えていないが 是だけは心に刻まれている。 良い言葉である。

場所を日本の今の街に移すと 全ての 建物がバラバラな形をしていて それぞれが醜い したがって 全体も美しくない。

せめて 屋根の色と形ぐらい 統一すれば 素晴らしい街が出来るのにと思う。

せっかく 世界に類をみない 美しい自然と風土があるのだから。