ワット アルン(暁の寺)

バンコック チャオプラヤ川の河畔の良い場所にあって 暁に染まる姿がとても美しいと言われる有名な寺院である。

暁の時でなくても とても 美しい! 日本では三島由紀夫の小説で有名になったとのことで 読んでみたが、寺院のことは 初めに少しの記述があるだけで 何でこうなんだろう?と思った。
三島は偉大な作家であり 博識かつ優れた表現力と際立った文章の持ち主だが、彼には タイとタイ人を見下ろした感をうけた。本当にこの小説をタイの人がよんだら 不快感を催すと思うし 同時に タイ王室に非礼な内容を含む。なので もう 二度と三島の小説を読む事は無いだろう。いっぺんで嫌いになった。

日本には日本の文化、タイにはタイの風土と文化があって お互いに 其れの差異を認め 尊重してゆくことが これからのグローバル化する国際社会で必要になってくると思う。異国には異国のよさがあり 旅人はそれを求めて さまようのだ。

ワット アルンは寺院だが 75メートルの高さの石造の塔であり かなり 高い場所まで 階段で登って行ける。上の回廊は二段になっていて 一段目までの階段の勾配な急ではあるが 登るのに そう困難ではない。が 二段目はかなり急であって しっかり 手すりをつかんで登らないと 危ない。 

最上部の回廊からの眺めは いにしえのバンコックの情景を彷彿させ(始めてバンコックを訪れたのだが)街と川と行き交う船が 思い出をつくってくれる。

対岸にはワット ポーがあって この寝ている 仏像もすばらしく 美しい。 ここは タイ式マッサージの総本山らしい。 いままで マッサージをあまりうけたことの無い人でも これを 一度うけると 虜になってします。僕もそうだ。 一年分の疲れが すっかりとれる感じがする。 ただし タイ式マッサージな女性に限る。 あと 一年か?