クリムト 接吻

ウィーンに来た 唯一 最大の目的はこの絵を見る事であった。

宿に荷物を置いて 早速 トラムにのって「接吻」のある ヴェルベデーレ宮殿に向かった。

宮殿は旧市街から少し離れた 郊外?にあり 広大な庭園に大きな建物が二棟 上宮と下宮から成っていた。 入り口でチケットを買ったが 本当の玄関が判らず 建物をぐるりとまわって やっと見つけた。 どうも 建物の裏手をまわったみたいである。

荷物をあずけて 東ウィングの二階にあがると そこに「接吻」があった。

例えようのない官能美である。 言葉に成らない美しい絵である。

女性をこれほどまでに 美しく描いた作品を見た事が無い!

しばらく そこで 絵からうけた感動に浸った、 さすが天才クリムトである。はるばる見に来て 良かった!

後で 気がついたが ウィーンではお土産のすべてがこの絵をモチーフにしてあるかの如く 街中に「接吻」があふてていて楽しい。

でも お土産品然とするのが 嫌なので 絵葉書を一枚だけ 買って 帰途についた。