わたしの山旅

我が国の登山家の先達、かつ その歴史そのものかもしれない 槙 有恒氏の著作。

戦前はスイスアルプスのアイガー北壁登山で名をはせ 戦後はヒマラヤ マナスル登山隊長として 世界をあっと言わせた人である。 詳しくはしらないが 越後長岡藩の家老の子息らしい。

この人の登山歴は そのまま 日本の登山史でもある。 淡々と 叙事的に語られているが その内容は賞賛の一途でもある。 特に 戦前 皇室の方が(名前は覚えていないが)マッターホルンに登頂されたエピソードなど
貴重な記録でもある。

ある書評でこの本を知ったが アマゾンの古本で 価一円であった。もっとも送料手数料は必要だったが、 私には 最近に無い 高い価値を生み出してくれた。