鯖寿司

西区の中小企業会館でエベントがあり 鯖寿司を買って帰った。 これは浜田産で六百円だったので 市価の半値だった。 安い お買い得である。

鯖寿司は意外な感がするが 中国地方の山間部で 良く造られていて ハレの日の御馳走である。 岡山県の美作地方では 各家でそれぞれ 特色のある鯖寿司が造られる。 家人の友人のお母さん作の鯖寿司をいただいたことがある。 美味しかった。

私の育った山里は わりと瀬戸内海に近いせいか それとも貧しかったのか 鯖寿司を造る風趣は無かった。 寿司と言えば バラ寿司だった。

母の最後の料理はバラ寿司だった。 いま 思い出しても 涙が止まらない。 造った日はとても寒い ちょうど この季節で その夜 動脈瘤が破裂して 42日後に死んだ。 いろんなことがあった。

鯖寿司は昼食に ちからのうどんと食した。 とても 良く合う セッティングである。 

寿司は私にとって 最高で最後の御馳走である。