スイスの都市

スイス連邦の首都がベルンである。名前の由来はこの地の住んでいた公爵が熊を撃ち殺したことによる。ドイツ語でベルンは熊である。

大きさは旧広島市街の四分の一程度くらい、で こじんまりした印象である。もっとも 駅とホテルと旧市街と郊外のパウルクレーセンターにいっただけだけど。旧市街はユネスコ世界遺産になっている。何本かの石畳の通りがあって、牢獄塔の傍を 赤いトロリーバスが走っていた。

首都だけあって 人は多い。 さまざまな国からきた人がいて 人口の二十パーセントが外国人らしい。 したがって ドイツ語で道を尋ねても、まったく 要領を得なかった。 有名なチョコレート屋さん チレンの前で店を聞いたけど 判らなくて往生した。目の前だった。

公共交通機関はトラムとバスでひっきりなしに 赤い車体が町中をはしりまわっていて 楽しい。

広島で言うと 紙屋町の交差点のところあたりにホテルがあって、その交差点の中央が公園になっており、そこでホテルのレストランが営業していて,トラム(市内電車)に囲まれて ソーセージと野菜の夕食 それにサービスのビールを食した。不思議なことに 騒がしいことも無く マロニエの樹の下は落ち着いていた。

ホテルは古い石造りで 木造 手動のエレベータが階段の中央に位置していて それで 客室まで上下する。部屋は簡素だけど 掃除が行き届いていてとても 明るく清潔で気持ちがよかった。 ただ フロントの美人の姉ちゃんの英語が早口で意味不明でよわった。 すったもんだのあげく「今日中に部屋代を払え」とのことで 了解した。

翌朝 朝市を見学に行った、 様々な店 野菜とチーズと花が主だ が
並んで おもしろい。 スイス連邦議事堂(日本の国会議事堂)まえの広場まで 朝市がならんでいたのには 驚いた。

楽しかったスイス旅行も こうして 首都が最終の都市となった。