スイスの草刈り

五月の連休頃から 九月の始めまで ひと月に一回のペースで 峠の家の周りを草刈りしている。本田の四サイクル草刈り機を使い 半日かかる。かなり大変は重労働である。秋風が吹いてきて 今年はもう草刈りする必要がなくなったと思うと ほっとする。

スイスでは 草刈り機による草刈りは一度 ツェルマットの墓地で見たきりである。 大きな草刈り鎌はみたので 人の手でやっているのかもしれない?
傾斜地ばかりなので 草刈りも大変だと思う。ただ あまり 草ものびないらしく 山では夏に一回 下の牧草地では二回程度だと 物の本にあった。一度 見かけたのは 広いので ものすごい音のする四輪駆動車で草刈りをしていた。草も日本と異なり 家畜の飼料なので 大事にされているみたいだ。
したがって すべての草原に人の手がはいっていて 絵のような美しい情景をつくっている。雑草としか扱われない日本とはえらい違いである。
でも これは 風土の違いだから仕方の無い事である。
ことしも峠の草刈りが終わり、さわやかな風を感じる季節となった。