スイスの色

スイスの色は空の青、雪の白、そしてアルプ(放牧地、草原、樹木)の緑である。どの色も素晴らしく美しい。特に アルプは自然の色であるけれど人の手によって 守られている緑である。この三色がアルプスの雄大な自然を彩色し、より大きな感動を人々に与えていると思う。

スイスの人工の色は赤である。国旗とか列車に用いられていて自然と鮮やかな対比を見せている。

おもしろいのは 黄色をほとんど見かけない事だった。コノ色は膨張色で矢鱈と威張り,他の色を侵略する。山口県人には失礼だけれど、道路のガードレールを黄色にするなんて事は、狂気の沙汰と思う。せっかくの自然の色をぶち壊している。自然の夏みかんの色とは全く違い、この人工色は排斥されるべきである。ちなみに スイスのガードレールはすべて亜鉛メッキの落ち着いたグレーで、一番 自然に支障の無い色であった。

ともあれ 黄色がないスイスが大好きである。