十月桜


JR山陽本線鴨原踏切の土手下にひっそり咲いている。春の桜は満面の笑みであるが秋の桜は静かでどこか淋しそうである。時期外れなのだろうか?

あと二ヶ月で今年も終わり冬となってそして「山笑う」春がまたやってくる。そして「山滴る」夏だ。季節の移ろいが年々早くなるような気がしている。日々があっという間に過ぎ去って行くようだ。

今「山装う」だが、もうすぐ「山休む」になる。荒涼とした冬の木立もまた良いものだ。