ジェットストリーム


初めての海外旅行はジャルパックで欧州へ 搭乗機はJALボーイング747-300ジャンボだった。その思い出に感動してビデオテープを買ったのが城達也さんのナレーションによるジェットストリームである。

あのナレーションはめくるめく様な感動の光景を的確に伝えてくれた。城氏はもっとも好きな日本を代表するナレーターであった。63才の若さでなくなったが あの声は永遠に残っている。

最近友人が亡くなった。七十歳と十五日の人生である。歳をとっておもうのは人の一生は年齢の多い少ないではないと思う。短い人はそれなりの充実した生き様があるし長生きの人はそれなりの尊敬を受ける。時間軸だけを捉えると長短があるが神から与えられた時間で充実した生活ができればそれで良いと思う。残った人に温かく幸せな思い出が残れば最高であろう。

人類の歴史の中では個人の一生なんかはジェットストリームの様な一瞬の風となって去って行くのだ。ぞして夜空にまたたく星の灯一つになるのだ。