赤飯


先だって家人が古稀の誕生日を迎えたので家人の友人が赤飯を炊いてお祝いに持参してくてた。ふっくらとして上品な味の赤飯であった。

生まれ育った山里では祝い事に赤飯を炊く習慣はなかったように思う。なので赤飯なるものに巡り会ったのは成人になって以降だった。余り大量に食すものではないが味わって食すととても美味しい。さすがにお祝いの席の味である。

これで家人も私も七十歳となった。とりたてて変わったこともないが医療費負担が二割になったことだけは嬉しい。