弾丸鉄道


区画整理がほとんど完了した 洞音寺前の洞音寺公園にこの看板がある。

今から75年まえに 高速鉄道を東京から下関を経て 対馬海峡を海底トンネルで 渡り 朝鮮を経由して 中国の北京 さらにはシンガポールへと結ぶ計画があった。昭和15年に工事が着手されたが 第二次世界大戦が始って 中止となったとある。 当時としては とても壮大な計画であった。 イラストを見ると蒸気機関車が客車を牽引している。 当時既に関門海峡トンネルは開通していたので 対馬海峡電気機関車に付け替えて 渡るシステムだったんだろう。それから25年を経過して 東京新大阪間に新幹線が開通する。長年の夢の実現である。

今年は北陸新幹線が開通する。さらには試運転が始まった青函トンネルを経由する北海道新幹線も もうすぐである。こうなると対馬海峡トンネルも実現不可能な夢でもなかったような気がしてくる。

かかる 壮大な計画が わが町の公園の一端に その軌跡を残している事は とても 喜ばしい。