石彫



佐伯区民センターの前庭にある彫刻。 題名は「つくねがうみ」 春の風を帆一杯に受けて走る木造の帆掛け船をメタファーした形は 石であっても 石にみえず とても柔らかく ふんわりとした様子が好ましい。作者は石丸 勝二さん。 公共建築に副えてある彫刻にはろくなものがないが この作品はすばらしい。

広島工大のキャンパスにも石彫がある。 作者は空 光秋。フォルムは悪くは無いが なんのイメージも湧かない。 二体あるが どちらも愚作である。何時ものワンパターンが鼻について仕方が無い。

建築にそえられる彫刻や絵画は 其れ自体が主張しすぎても無理があるし とは言って 何の感動をもあたえないのも困る。 その辺がとても難しい!と思う。