子鷺踊り




かって 廿日市には 山陰津和野藩の御船屋敷があった。 江戸時代 津和野藩 亀井家に参勤交代は 津和野より山道を廿日市港へ出で そこから海路 大坂をへて 江戸へと向かっていたらしい。 その 中継の重要な基地として廿日市があった。

その縁あって 毎年 当地では(津和野)街道まつりが催される。 今年も 19日の日曜日に 講演会や展示があった。

今年の目玉は 津和野小学校の三年生から六年生による「子鷺踊り」で これは「鷺舞」のジュニア版である。 衣装踊りは「鷺舞」となんら遜色なく 子供らしく少々 たどたどしい感はあるが 逆に 愛らしくて素敵であった。

二羽のつがいの鷺の羽根板の音や 小鷺の舞は 古の伝統がもらたす格調があって 初めて見たが とても 感慨深い。

津和野街道は廿日市を起点として 我が故郷 峠をも経て 道は津和野へと続く いつの日か 辿ってみたい。