ポルト


朝 ナザレをバスで発つときから 雲行きが怪しかったが 途中 大学で有名なコインブラあたりから 雨になった。

昼前にポルトのバスターミナルについたら 霧雨である。 日本の様に 激しくは降らないが 鬱陶しい。 今回の旅は天候には恵まれていたが 初めて傘の出番となった。

ポルトは「ポルトガル」の語源になる都市で リスボンから北へ300km ドウロ川の河口の街である。 市内はリスボンより もっと 急な坂で構成されていて どんどん下っていったら ドウロ川の河畔に出て、 有名なドン ルイス橋のたもとに着いた。 この橋は二段構造で 下が人と車 上が 人と郊外電車が通る。エッフェルの弟子の設計らしい。

橋を渡って 反対側はポートワインのワイナリーが林立する地区である。

護岸の前には 古に ワインを運んだ船が係留されていて これまた趣があった。 川を介した 反対側の町並みも 歴史を感じさせる。

サンデマンのワイナリーで ワイン蔵を見学 テイスティングしたあと 白を日本へ輸送委託して 世界一美しい書店へ向かった。