悪口


今度のトヨタクラウンは Re Bornをテーマとした 新しいデザインらしいが うわべでけを繕った奇異な車でしかない。 車としての骨格な官僚的構成のままで 造形している。これで新しいフォルムが生まれてくるはずがない。 下劣なフロントフェイスとピンクカラーで何を表現してかったのかも判らない。 開発担当者によると ピンクはメキシコの建築家 ルイス バラガンに倣ったとの事だが あのピンクの壁は明るい陽光の土地で(行った事はないが)初めて 輝くのであって 湿気の多い日本には適さない色だ。と思う。
ま ヤンキーの好みそうな色ではある。クラウンは日本の車である。 ま クラウンに乗る事もないから どっちでも良いが!
新国立競技場のコンペがあって ザハ ハディド アーキテクトが最優秀作品に選ばれた。確かに形には鋭さがあって 迫力もあり 魅力的である。素晴らしい競技場になるかもしれない。ところが 建設費は青天井で莫大な金額を要する。人々はスポーツを見に来るのである。競技場建築を見に来るのではない! 加えてこれは国の施設である。 よって 当然 国民の血税で建設される。豪奢なスポーツ施設が本当に必要か? 本末が転倒している。
この作品を選んだ審査員長が あの 安藤 忠雄である。コストを度外視して選定するなどとは 痴呆のやることである。馬鹿とは思っていたが まさに TADAO ANDOではなくて TADANO AHO であった。こんなことでは日本の建築界は滅びる。業を同じとしているものに とって悲しい事である。