アイガー北壁 気象遭難


新田 次郎の山に関する短編小説集。

なかでも 魂の窓 には心うたれた。 これは スイスの片田舎の山村で 土地の老人とのかかわりを描いた小説だが この地方では 死の瞬間 窓から 人の魂が天に昇って行くとのことである。

で この老人が死に際して 日本人の登山家に窓を開けてくれとたのみ 窓が開くと やすらかに天国に行ってしまう最後の章がすごく 印象に残った。

願わくば 自分が生を終える時はこうありたいと思う。

なので 死の際には 窓を開けて欲しい! いまから願っている。

今夏 再び スイスの山村を旅する予定。 今から夏が待ちどうしい!