セガンティーニ美術館



アルプスを描いた イタリア人の画家 セガンティーニが好きである。

特に 氏の後半期 色彩分割法による 明るい アルプスの光景は とても素敵だ。

作品を集めた美術館が サンモリッツの湖を見渡す 高台にあって ここからは セガンティーニが 病で亡くなった シャーフベルグの山小屋も望める。

ここには 「生」「自然」「死」の三部作が二階の展示室にあり 感動的であった。

小品では 個人的には「アルプスの真昼」が好きなのだが 降り悪く 日本で セガンティーニ展が開催されていて 貸し出されていた。 最初のスイス旅行の際、ベルニナ急行が遅延し この美術館の開館時間に間に合わず 今回 「アルプスの真昼」の女性に やっと再会できると思っていたのに
またも 叶わなかった。

ところが W杯予選観戦からの 帰途 タイミングよく 静岡市美術館でセガンティーニ展が開かれた。 なので 三回目の正直で ようやく 彼女に会う事ができた。 願いがかなった。

そして 今 仕事部屋の窓辺には 彼女の姿が(絵はがきだが)があって
毎日 会っている。