第二音楽室

重なりあい どこまでも 柔らかく 広がる四つの旋律 眩しくて 切なくて なつかしい ガールズストーリー。

School on music

佐藤 多佳子の最新作。 第二音楽室、デュエット、FOUR, 裸樹の四短編からなる。 いずれも 小学校高学年から 高校生までの淡い恋が背景にあって 第二音楽室はピアニカ、デュエットはコーラス、FOURはリコーダー、裸樹はギターとそれぞれ 楽器が道具立てとして描かれていて 甘く胸が少しいたくなる話だ。

私にもあの時代があった。なつかしくも 少し恥ずかしかった 良い時代に再び帰って見たい。

唐仁原 敦久さんの線画のイラストも楽しい。