芦屋 釜の里

福岡の芦屋町遠賀川の河口に位置する。

古来 この地の海岸には砂鉄が沢山あり 鎌倉から室町時代にかけて 茶釜の産地として 有名であったらしい。 現在ではその生産がとだえているが 茶釜の名品が現存している。 

茶については 不調法ゆえに それらの良し悪しは判断できないが 国宝にもなっているので 貴重である。

現在の芦屋は自衛隊の航空基地と競艇イカで有名である。

なので 町の財政は以前は豊かだったらしく 町おこしの一環として 「芦屋 釜の里」が建設されたらしい。

土地 三千坪に 庭園と大小の茶室 そして 茶釜の工房とそれに関するPR施設などがある。それぞれ 丁寧に設計された木造建築で 広大な敷地の造園と相まって 素敵な環境をもたらしている。とても良い!

おしむらくは 最近の(といっても十数年は経過しているが)施設なので また 芦屋町の運営のため 広く知られていない。 で 訪れる人が少ない(みたいだ また 冬の時節でもあった) と 問わず語りに案内してくれた町の臨時職員の言動が示していた。 さらに 現在 町の財政は汲々としているらしい。

近くには 国民宿舎「芦屋マリーンパレス」があり 冬はふく料理 その他の季節はイカ料理がとても美味である。 この施設も維持管理が行き届いてなくて 傷みがあるが 宿泊料金が安価なのでおすすめである。
部屋からの玄界灘の海岸線の眺めもすばらしい。


帰途 海の駅で ヤリイカをもとめ 帰宅後 刺身で食したが 絶品であった。