ジム トンプソン

タイシルクのブランドである。トンプソンはいちやく タイシルクを世界のトップブランドにした 米国人で、 過去 CIAの前身 OSSの諜報部員だったらしい。

戦後 タイのシルクファブリックに 欧米受け する現代的なデザインを展開し 一躍 大金持ちとなった。

が、1967年 マレーシアのキャメロンハイランドに滞在中 行方不明となった。

この事件をヒントに松本清張が ミステリー「熱い絹」を書いている。とても 面白い推理で一気に読んだ。今まで 彼の小説を読んだ事が無かったので 老後 読書の楽しみが1つ増えた。

ジム トンプソンの店はバンコックのあっちこっちにあるらしい。 行ったのは アウトレットで ここは正規品の30%から50%のディスカウント品があり とても得をした。 アウトレットといっても品質は全く同じで かつ 信揃えも 五階建てのビルで 各階とも充実していて 楽しいショッピングが出来た。シルクのみならず、良質のコットンスカーフなんかもあって、これは 家人によると 素晴らしい繊維の木綿らしい、絹に近い手触りである。

東南アジアのファブリックやもろもろは 何かしら デザインに癖があって いろんな物と調和しずらいけれど ジム トンプソンの製品はすべて 洗練されている。 さらに 同じファブリックでもイタリアなんかと比較すると 価格が アウトレットでなくとも 圧倒的に安い、半値以下である。

旅の楽しみの1つに「買う」があるけれど(タイのカラオケにも興味があるが) ジム トンプソンは確実にその喜びを満たせてくれる。