私の途中下車人生

好きな 紀行文学作家 宮脇 俊三 の一生についての 聞き覚え。

幼少の頃から 第二次世界大戦の終了 そして 戦後の混乱期を経て 中央公論社に入社 重役まで上り詰め 列車紀行の作家になるまでを たんたんと 語り尽くした 文庫本である。

趣味と仕事が両立した すばらしい人生である。

かなうなら このような 一生を送ってみたいと思う。 が 最晩年は自己の文筆について 悩み アルコールなしでは 生活できなかったようだ。
最後の最後で苦しまなければならなかったらしい。

このような末期は送りたくないとも思う。