十五夜

十月三日（土曜日）は十五夜であった。　

最初　月は雲のあいだに隠れ　ときどきしかみえなかったが　　高くあがるにつれ
正しい　満月となった。　秋の夜の　白く美しい月が見えた。

「雪月花」という言葉がある、美しいものの表現である。特に好きなのは花である，その花も花を描いた絵がとても好きだ。我が家には　カトランの花のリトグラフが数点あって　部屋が飾られ　心楽しく過ごしている。

むかし　宇部の太陽家具の社屋を設計したことがある。そこの社長はとても富士山を描いた絵が大好きだった。家具店業界の日本一を目指す　社長の意思の現れだろう。　絵の好みも人様々である。

秋の月も美しいが　私は凍てつくような厳しい冬の　氷った満月も好きである．透明感が鋭く　心に迫る。私にとって　どこでも見える日本一の光景である。

季節（とき）はめぐって　秋がやっときたら　すぐ　冬になる。

最近　ユニクロでツイードのヘリンボーン模様のグレイのジャケットを入手した。　（驚くなかれ　9,990円）　今年の冬は楽しみだ。