稚児百合


立山ケーブルカーの終点美女平標高977m近辺には樹齢数百年の立山杉の林の中に山野草の稚児百合が咲いていた。花は長さ一センチくらいである。名の通りほんとうに小さな花であるがなかなか可愛い。室堂の大雪壁には圧倒されたがかわって初夏を迎えつつあるこの地は爽やかな風が吹いていた。

「ひっそりと 我を迎えし 稚児の百合」 忠行