破魔矢


初詣でに行くと必ず買ってかえる。いつも一番小さな千円の物である。これはもう数年も変わらない安定した価格である。多分原価が低いのであろう。
小さくても破魔矢の効力は同じと思う。的を得てるかどうかは問題かもしれぬ。持帰った破魔矢は仕事部屋のクローゼットに縛って安置するのも恒例行事だ。次の年になると古いのは神社でお炊き上げしてもらう。と言うようにパターン化している。

「たてかけて あたりものなき 破魔矢かな」 虚子