金木犀


この季節 木犀のふくいくたる薫りがとても素敵である。秋風とともに漂う香りは秋の深まりを与えてくれる。これは隣家のキンモクセイ

「木犀や 障子しめたる 仏の間」 子規:晩年の俳句である。病床で詠んだ句だと思われる。死期を悟った感があって寂しくも悲しい歌である。死がちかずくと五感がとても鋭敏になるのかもしれない。