日本海


益田から西へ日本海に沿って山陰本線が走っている。この日の海はとても穏やかだった。地図で見ると沿線にはほとんど島を見る事ができないが実際には次から次へと無数の島が現れてくる。これには驚いた。むかし此処を走っていた特急「まつかぜ」に相応しい景色が連続するのが楽しい。これも海の国日本の原風景であろう。夕日とともに小串を経由して幡生に着いた。

「風死して 夕日の据る 日本海」 伊藤 ふみ

「門を出て 十歩に 秋の海広し」 子規