御節


毎年 正月には家人が全力をつくして御馳走をつくり、家族一同五人が食す。ことしも一の重は煮〆、二の重は蒲鉾や伊達巻、三の重は鰤海老烏賊の焼き物で構成されて とても美味であった。

昔 母が健在であったおりに夫婦二人暮らしなので正月を節約するため質素な料理としたらその年はまったく良い事が無く支障続きだったらしい。

なので 以後正月には精一杯の御馳走をして一年の無病息災、家族繁栄を祈念するようになったのである。