つばめ三兄弟


一年の半分が経過した。と言っても とりたてての感想もないが 確実にあの世がちかずいたことは嬉しい。

これは佐伯区のコイン通 クリーニング店のテントに巣を設けた燕の子供、聞いた所最初は五兄弟だったらしいが自分が最初の気がついた時は四兄弟で写真を撮りにいったら三兄弟、しばらくして昨日みたら一羽しか居なかった。なので 多分無事に巣立ったのであろう。これから南の国に旅立ち 来年またここへ帰ってくる事を願うばかりだ。

コイン通も 店舗が次々と閉鎖解体され 駐車場とシャッターばかりが目立つようになった。ちかくに超大型ショッピングセンターが新設された影響だろうか 良くは解らないが 通りとしての賑わいが薄れつつあつのは寂しい限りである。もともと 店は人と人の交流の場であったが ショッピングセンターにはそれは無く単に商品を提供する場でしかない。そしてマニュアル化された心ない「有り難うごさいました」の空虚な声が響くばかりである。

淋しい世の中になった。唯一の希望は燕の来年の再訪である。