宍道湖うさぎ



島根県立美術館の前庭にあるブロンズ彫刻の可愛い うさぎ12羽である。 作者は東京芸大教授で敬愛する彫刻家の薮内佐斗司さんだ。奈良のユルキャラ「せんとくん」の作者としても著名である。

12羽のうち 宍道湖から 2羽目に蜆を供え うさぎを撫でると願い事が敵う。よって 松江の新たなるパワースポットになっている言う。

美術館では 丁度「川端康成東山魁夷ー巨匠が愛した美の世界」展が開催されていて とても興味深く良い展示会であった。

この美術館は宍道湖の夕日が眺望できる好い立地の場所にあるが 残念ながら松江の泊まった事がないので いまだその情景には出会っていない。

建物は巨大な大屋根に覆われていて それはそれで良いのだが なにも これほどまでに複雑な曲面にしたのかは理解に苦しむ。平面は曲線を多用して 変化に富むが 空間としては平凡である。深さが無い。設計者は菊竹清訓、氏の作品はあまりにも奇をてらっているので「好み」ではない。

うさぎの件は後で聞いた。なので 願い事をせずに広島に帰ったのは かなり 心残りである。