鉛筆削り


日本画を習っていて 下絵を描くのに鉛筆を用いる様に成ったが 真を尖らすのに鉛筆削りが必要なので 文房具店で携帯用を求めた。

これを用いるのは小学生以来だと思う。 機構と形はまったく変わっていないが 細部はかなり工夫されている。 まず 昔は一定方向にぐるぐる回さなければ成らなかったが これはラチェットになって 鉛筆を突っ込んで左右に動かすだけで 真が尖る。 また 削り滓は収納可能であり 突っ込む所にはブラシ状のシャッターがあって 外に毀れる事も無い。そして まとめてゴミ箱に捨てれば良い。

60有余年の歳月は このような一見 改良の余地の無いような物でも 創意工夫が凝らされ 格段の進歩を遂げているので とても 感心した。

日本にものつくり技術は凄い!感心した。