文楽


週末 年に一度の人形浄瑠璃 広島公演が広島市アステールプラザで開催されたので 行って見た。

演目は「菅原伝授手習鏡」。

生まれて70年になるが 初めての文楽である。

しかし 内容は高尚でありすぎて まったく理解不能であった。 あらすじも判らなければ 人形の所作も 判らず ただ 大勢の黒子と人形遣の太夫の動きばかり 気になって 肝心の歌いも三味線も ただただ 異国の音みたいだった。 確かに 字幕で文章が表されていたが 現代とは異なり 古の情景は理解しがたかった。 時間の過ぎて行くのが遅くて仕方が無かった。

確かに浄瑠璃は日本の古典芸能で ユネスコ世界遺産でもあるのだが 小生みたいな 見識の無いものにとっては まさに「猫に小判」である。

人生で人形浄瑠璃を見るのは 最初で最後だろう。