土筆


JR山陽本線の佐方の南に面した土手で 競うように 多くのツクシが顔を覗かせている。

長男が幼少の頃 是を見て 怖いと怯えた事があった。 確かに 良く視ると異様なかたちではある。 その後 彼はシティーボーイの道をまっしぐらに進んで 今日がある。

頭と袴をとって 煮付けたら野趣豊かな総菜にもなる。 が 食する事が出来る程 ツクシを摘もうと思えば 大変な労力が必要だ。

先だっては「啓蟄」であった。 見ようによっては ツクシは虫に見えなくも無い。当時の長男の気持が良く解るようでもある。