寒桜


佐伯区の造幣局広島支局の コイン通に面した正門入口の少し奥まったところに かなり大きな寒桜の木がある。

今の 今まで 前の通りをウォーキングしていたが気がつかなかった。 年末から初春にかけて 沢山の花を付けている。 なかなか見事である。

画家の故 香月泰男が 彼の故郷で居住地の山口県三隅町を「わたしの地球」と称して ここで殆どの生活を営み 画題を町内に求めていたことは有名である。

自身を振り返ると 今は廿日市市と旧五日市町 広島工大から五日市高校、佐伯区民センター、コイン通、楽々園、廿日市高校土手、そして佐方を囲む範囲が「私にとっての地球」であろう。今年も この圏内で 春夏秋冬の空気を感じ、四季の花を愛で、飛んでくる鳥と遊ぶ。そして日々の生活を送り、下手な日本画の題材を求め、終える時がくるまで、平々凡々と過ごして行きたい。

加えて 今年の年末 寒桜に再び会えることを期待している。