福山駅前



三十年まえ 一時期 福山に住んでいた事が在る。 天満屋福山店の立て替え工事に関連した設計の仕事であった。

当時は まだ 戦後を引きずっている様な 雑然として 埃っぽい街であった。 また この当時 母が亡くなったこともあって 福山にはずっと 悪い印象しかなかった。

久しぶりに この街に降り立ったが 駅前は新しいビルが建ち ロータリーには 街を象徴するバラの花壇と 江戸時代の船着き場の遺構である石垣が再現され 見違えるようになっている。

もう あれから 四半世紀以上になるのだ。

この街に対する考え方も変えなければならないと思った。