ホオズキ

漢字では鬼灯と書いて ホオズキと読む。多分そのかたちが 鬼の灯に 見えるからだろう。 秋の季語である。

小さい頃には そこいら辺にあった。 なかに まんまるの小さなボール状の袋があって なかみをとりだすと ゴム状の風船みたいになる。それを そっと噛むと 音(どんな音だったか忘れたが)がした記憶がある。でも なかなか うまく 中味はとりだせず いつも 破れてしまったような記憶が在る。

いまでは こんな遊び方は廃れてしまった。

あの 懐かしい夏も遠くへ行ってしまった。