小鹿田焼


昨年暮れ 長女が九州の日田を旅して 当地の焼き物の鉢を買って来てくれた。

小鹿田の坂本浩二窯の作。

初めて 小鹿田を訪れたのは 1994年だから 今年で16年になる。 当時は素朴で ひなびた器がほとんどであった。 もちろん 皆 良い焼き物であり 自身好みである。

時を経て 変化した事は 一つは轆轤の精度が向上したこと 二つは器の外側にも 飛び鉋の模様が付けられたこと 三つは器が軽くなったこと である。

一子相伝の技のなかでも 新しい試みへの努力が過今みまれるのは 焼き物愛好家として 楽しい事である。