大原美術館

倉敷の大原美術館には イタリア人でスイスを愛した 光の画家 セガティー二の 日本国内にある唯一の作品がある。

それが 写真の「アルプスの真昼」で 同名の絵は スイス サンモリッツセガンティーニ美術館にもあって こちらは 同じ若い女性にいる絵だけれど 遠くを眺めている光景が描かれている。

個人としては 日本にある絵のほうが好きだ。

十月十四日は鉄道の日である。なので 毎年 JR西日本では管内を一日普通列車に限り 乗り放題切符を三千円で発売している。

これを利用しない手はないので 秋の倉敷に遊んだ。

大原美術館には 国内では他に例をみない 最高水準の西洋絵画のコレクションがある。 エルグレコの「聖母告知」を初めとして 素晴らしい作品が並んでいる。 日本の画家の作品も昔のは 良いのが在るが 現代の抽象画の作品は質がおとり 見るに耐えない。 頭が痛くなる。

口(目)直しに 民芸館で浜田庄司や富本憲吉 バーナードリーチの陶芸作品の傑作を観賞して やっと 心の平安を得た。