ブラッセルのホテル



ベルギーのブラッセルのホテルはとても素敵だった。 旧市街の中央にあるヨーロッパでもっとも美しい広場である グランプラスの一角 中世からのギルドハウスの内部のみを改装した デザイナーズホテルだったから。

一階はチョコレートショップなので ホテルがあるとは 全く判らない。

ホテルには 管理人も誰も居なかった。 やっとのことで 電話をしたら 忙しいけれど やる気の全く感じられないオーナーが約十分強 して表われた。もうしばらくして 彼女のボーイフレンド?が現れた。 ルームはこの建物の最上階 ペントハウスである。 えっちら おっちら 高い階高の階段を四層あがって やっと たどり着く。幸い スーツケースは男の人が力強く運んでくれた。

中に入って 驚いた。 ベッドルームは約三十帖くらいの広さ バスルームは別室で グランプラス側で約二十帖くらい とにかく広い。なんせ 端から端まで歩くと疲れる感じがした。 梁と小屋組は昔のままだった。 赤く塗られた壁にシャンデリアのインテリアが調和していて とにかく 驚いた。

ま 部屋はよかったのだが 朝食も勝手に食ってくれで 鍵を渡して あとはおまかせ、これで 一泊 110ユーロ/室(日本円で 11,000円) なので 格安だった。

上がり下りには 苦労し テレビも映らなかったけれど それはそれで 楽しいベルギーでの二夜が過ごせた。 不思議に ぐっすり 良く眠れた。