ゆりほっぺ

山口県長門 萩地方は 柑橘類の隠れた産地である。其の昔 毛利藩で 下級武士の糧として 夏みかんの栽培に力を入れた事も起因でなないかと思う。

これは 道の駅「さん さん 三見」でかった 「ゆりほっぺ」と言う柑橘で 器量は悪いが デコポンみたいな濃く甘い味であり おいしい。

その他 道の駅では 八朔や日向夏を売っていた。 ただ 八朔はいただけない。外見が良くないく 皮が厚いののはまだしも 身がぱさぱさで 美味しくない。二度と買うまいと思った。外見が良くないのは土地のせいかもしれないが 美味しくないものを売るのは 生産者として失格である。中には腐った八朔もあった。道の駅のタグには生産者氏名が明記してあるのだ。

昔 父が峠の山で 桃をつくったことがあった。 初めて実がなったとき 祖父が 試食して これなら商品になると 安堵していたことがある。農業は土が基本なので 地域に根ざすには 大変は労力と努力が必要であることは良く解っているつもりである。

が 安かろう 不味かろうでは 食品としての 価値は見えないし 生産者が 悪意で 売りに出したのとは思いたくないが 結果が全てを物語っていた。

田舎の美味しかった 我が家の桃は 山蛾が 熟れた実を吸った事で 商品とはならなかった 悲しい思い出がある。