緑の客室


せっかく テルメ ヴァルスに泊まるのだから と思い 奮発して ピーター.ズンドーが改修設計した客室を予約していた。

扉を開けて あっと 思ったのは 壁 天井が鮮やかな緑色であったこと。

触ってみたら 色モルタルか 色スタッコのコテ押さえらしく 硬質の壁である。従って 緑色ではあるが ムラがあって 丁度 絵の具を塗った食った様な様であった。 シャワールームまでも緑である。

そして 家具はもちろん スイッチまで 細やかな ディティールが 施されていて 設計者の意図が十分 表現されている。

まったく 「神は細部に宿る」の具体例である。ただ 電気のコードはどうしようもなかったらしい。

と いっても 以前あった客室の改修であるから 限度はあるが 狭い部屋を うまく 展開している。もちろん TVなんぞは無く ボーズの黒いCDプレーヤーがあるのみだ。これも 設計者の主張らしい。

と 言う事で 一泊の夜を楽しんだ。 もちろん 寝る時は電気を消したので 部屋は真っ暗闇となり 壁天井が何色でも 関係無かった。